2015年5月16日土曜日

日本音楽理論研究会第26回例会のお知らせ(5月17日)拡散希望!

Announcements:
The 26th meeting of SMTJ
17. May 2015


関係者各位 
みなさまはいかがお過ごしでしょうか?
毎度お馴染み日本音楽理論研究会より「第26回例会」のお知らせです。
発表概要はホームページ・ブログ等をご覧ください。音楽関係者のみならず、幅広いみなさまの奮ってのご参加をお待ちしております。
なお、当日資料準備のため、ご出席の場合はご一報いただければありがたく存じます。また、研究会終了後の、「シュベール国立店」で行なわれる懇親会は毎回議論が白熱しております。こちらからのご参加も歓迎いたします。

★★★ 日本音楽理論研究会第26回例会のお知らせ ★★★
日時: 2015517日(日)13:30-17:50 (1310 受付開始) 
会場: 国立音楽大学AI(アイ)スタジオ 
(JR
国立駅南口下車、国立音楽大学付属幼稚園地下) 
186-0004 東京都国立市中1-8-25 TEL: 042-573-5633
参加費: 一般¥2000/学生¥1000 

★ 司会進行: 小川伊作

■ 開会宣言: 
島岡譲(日本音楽理論研究会会長) 8 13301338

■ 発表者全員による3分プレゼンテーション 12分 13381350

■ 1.水原眞理 「アメリカの総合大学音楽教育事情:実技専攻と理論に関して」 
30
分発表   13:50-14:20  質疑応答14:20-14:30


■ 2.隼田義博 「マリア・シュナイダーの音楽とモーダルハーモニー」 
30
分発表 14:30-15:00  質疑応答15:00-15:10


■ 3.今野哲也 A.ベルク《抒情組曲》第I楽章の「原音列」の再考察(2)――「音階型」の導出を観点とした――(仮)」 30分発表 15:10-15:40  質疑応答15:40-15:50

■ 会からの連絡と休憩15  15:50-16:10

■ 4.夏田昌和 Schumann<子どもの情景>より<トロイメライ><子どもは眠る>と、自作<よく眠るための内気なセレナーデ>の分析」 80分発表 16:10-17:30 質疑応答17:30-17:50

■ 懇親会 (1800-) 「シュベール国立店」 参加費\2000

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  ★ 今後の予定 (常時発表者募集中)  【予告なく日程・時間・内容等を変更する場合もありますので、常に最新情報をHPなどでご確認ください。】

 第27回例会 2015104 13301750

 川崎瑞穂 「民俗芸能の音響分析試論「坂部の冬祭」における太鼓のリズム型と、神楽囃子「テケテットン」との関係性
 岩河智子  「アナリーゼによるオペラ表現探究の楽しみ」    他未定

 第17回東京例会 20151213 13301750

 福田由紀子 「「ゆれ」と「かげり」から見たChopinの「前奏曲集 作品28」 ――楽曲構造とピアニズムの分析―― その3」   他未定

☆ 第18回東京例会 2016327日(日) 13:3017:50

■ 寺内克久 タイトル未定  ■ 他未定
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日本音楽理論研究会事務局本部
Secretariat of THE SOCIETY FOR MUSIC THEORY OF JAPAN 
Email TEL &FAX 097-545-4429
870-0833 大分市上野丘東1-11 大分県立芸術文化短期大学音楽科 小川研究室気付

日本音楽理論研究会東京支部 
Tokyo branch of THE SOCIETY FOR MUSIC THEORY OF JAPAN 
Email見上潤 (Mikami Jun)

facebook  

2015年3月23日月曜日

日本音楽理論研究会第16回東京例会のお知らせ(3月29日)拡散希望!

Announcements: 
The 16th meeting of SMTJ Tokyo branch
29. March 2015

関係者各位 

毎度お馴染み日本音楽理論研究会より「第16回東京例会」のお知らせです。
発表概要はホームページ・ブログ等をご覧ください。音楽関係者のみならず、幅広いみなさまの奮ってのご参加をお待ちしております。
なお、当日資料準備のため、ご出席の場合はご一報いただければありがたく存じます。また、研究会終了後に行なわれる懇親会は毎回議論が白熱しております。こちらからのご参加も歓迎いたします。

日時: 2015329日(日)12:30-17:50 (1210 受付開始) 
(※ 注意: 開始時間が1時間早くなっています!)


会場: 国立音楽大学AI(アイ)スタジオ 
(JR
国立駅南口下車、国立音楽大学付属幼稚園地下) 
186-0004 東京都国立市中1-8-25 TEL: 042-573-5633


参加費: 一般¥2000/学生¥1000 


■ 開会宣言 島岡譲(日本音楽理論研究会会長) 12301232

■ 発表者全員による3分プレゼンテーション 18分 12321250

■ 1.見上潤 П.И.Чайковскийチャイコフスキー)《Нет, только тот, кто знал(ただ憧れを知る者だけが)》Op.6 No.6(1869)の分析 ソプラノ独唱: 小川えみ 50分発表 12501340 質疑応答13401350
■ 2.三浦領哉 V. F. オドーエフスキーの音楽思想  19世紀前半のロシアにおける西欧芸術音楽の受容をめぐって 30分発表 13501420 質疑応答14201430
■ 3.池原舞 ストラヴィンスキーの作曲法――五線紙の切り貼りをめぐって 30分発表 14301500 質疑応答15001510

■ 会からの連絡と休憩15分 15101530

■ 4.寺内克久 ユーミン楽曲レポートと音楽的クオリアによる作曲の可能性 50分発表 15301620 質疑応答16201630
■ 5.川本聡胤 J-POPの「J 30分発表 16301700 質疑応答17001710


■ 6.佐原詩音  ペンデレツキの音響主義 ~クラスターとノイズの概念、ポーランド楽派について~  30分発表 17101740 質疑応答17401750

■ 懇親会 (1800-) 「シュベール国立店」 参加費\2000
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  ★ 今後の予定 (常時発表者募集中)  
【予告なく日程・時間・内容等を変更する場合もありますので、常に最新情報をHPなどでご確認ください。】

☆ 26回例会 2015517日(日) 13301750
■ 今野哲也 タイトル未定 (ベルクに関する発表)
■ 隼田義博 「マリア・シュナイダーの音楽とモーダルハーモニー」
■ 夏田昌和 タイトル未定 (生演奏付きSchumannの子どもの情景の「子どもは眠る」と自作曲の「よく眠るための内気なセレナーデ」)  ■ 他未定

☆ 27回例会 2015104日(日) 13301750
■ 川崎瑞穂 「民俗芸能の音響分析試論―「坂部の冬祭」における太鼓のリズム型と、神楽囃子「テケテットン」との関係性―
■ 岩河智子  「アナリーゼによるオペラ表現探究の楽しみ」   
■ 他未定

☆ 17回東京例会 20151213日(日) 13301750
■ 福田由紀子 「「ゆれ」と「かげり」から見たChopinの「前奏曲集 作品28」 ――楽曲構造とピアニズムの分析―― その3」  
■ 他未定
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2014年12月13日土曜日

日本音楽理論研究会第15回東京例会(12月14日)のお知らせ

Announcements:
The 15th meeting of SMTJ Tokyo branch
14. December 2014


関係者各位 (拡散希望)

今回、お知らせが大変遅れましたが、毎度お馴染み日本音楽理論研究会より「第15回東京例会」のお知らせです。みなさまはいかがお過ごしでしょうか?
発表概要はホームページ・ブログ等をご覧ください。音楽関係者のみならず、幅広いみなさまの奮ってのご参加をお待ちしております。
なお、当日資料準備のため、ご出席の場合はご一報いただければありがたく存じます。また、研究会終了後の、「シュベール国立店」で行なわれる懇親会は毎回議論が白熱しております。こちらからのご参加も歓迎いたします。

★★★ 日本音楽理論研究会第15回東京例会のお知らせ ★★★

日時: 20141214日(日)12:30-17:50 (1210 受付開始) 
(※ 注意: 開始時間が1時間早くなっています!)

会場: 国立音楽大学AI(アイ)スタジオ 
(JR
国立駅南口下車、国立音楽大学付属幼稚園地下) 
186-0004 東京都国立市中1-8-25 TEL: 042-573-5633

参加費: 一般¥2000/学生¥1000 

■ 開会宣言 島岡譲(日本音楽理論研究会会長)

■ 3分プレゼンテーション(発表者全員) 12331245

■ 発表1: 
阪本佳郎: 「トニ・ガトリフの映像詩学における音楽の位相 ——ジプシー・アイデンティティの表象を軸として——」(30分発表) 12451315  質疑応答13:1513:30

■ 発表2: 見上 潤 「プッチーニ《蝶々夫人》よりアリア「ある晴れた日」の分析」(70分発表) 13:3014:40 質疑応答14:4014:55 ソプラノ独唱: 小川えみ(当会専属歌手) 

■ 会からの連絡、および休憩15

■ 発表3: 
Neralt 「サンプリングカルチャー、DJカルチャー以降の音楽家のための実践的な音楽理論書」である自著Traditional Music Theory For Contemporary Musicians』執筆の動機と特徴の紹介」(30分発表) 15:1515:45 質疑応答15:4516:00 
 
■ 発表4: 福田 由紀子 「「ゆれ」と「かげり」から見たChopinの「前奏曲集 作品28」 ―楽曲構造とピアニズムの分析― その2 (No.2,5,16,21)
 (90分発表) 16:017:30 質疑応答17:3017:45

■ 懇親会 (1800-) 「シュベール国立店」 参加費\2000

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  ★ 今後の予定 (常時発表者募集中)

 【予告なく日程・時間・内容等を変更する場合もありますので、常に最新情報をHPなどでご確認ください。】

☆ 16回東京例会 2015329日(日) 13301745

■ 佐原詩音 タイトル未定
■ 池原舞 「ストラヴィンスキーの作曲法ーー五線紙の切り貼りをめぐって」
■ 
三浦領哉 タイトル未定(ロシア音楽に関する発表)
■ 寺内克久 (タイトル未定(ユーミンに関する発表)
■ 川本聡胤 タイトル未定(J-Popに関する発表)

■ 他、未定

☆ 26回例会 2015517日(日) 13301745

■ 
今野哲也 タイトル未定 (ベルクに関する発表)
■ 夏田昌和 タイトル未定 (
生演奏付きSchumannの子どもの情景の「子どもは眠る」と自作曲の「よく眠るための内気なセレナーデ」)
■ 他、未定

☆ 27回例会 2015104日(日) 13301745

■ 
川崎瑞穂 「竜笛独奏曲 芝祐靖《一行の賦》の分析」
■ 岩河智子 タイトル未定

■ 他未定
☆ 17回東京例会 20151213日(日) 13301750

■ 福田 由紀子 「「ゆれ」と「かげり」から見たChopinの「前奏曲集 作品28」 ―楽曲構造とピアニズムの分析― その3 
■ 他、未定


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日本音楽理論研究会事務局(本部)
Secretariat of THE SOCIETY FOR MUSIC THEORY OF JAPAN 
Email: TEL &FAX 097-545-4429
870-0833 大分市上野丘東1-11 大分県立芸術文化短期大学音楽科 小川研究室気付

日本音楽理論研究会東京支部
Tokyo branch of THE SOCIETY FOR MUSIC THEORY OF JAPAN
Email: 見上潤 (Mikami Jun)

2014年9月11日木曜日

日本音楽理論研究会第25回例会(10月5日)のお知らせ

Announcements:
The 25th meeting of SMTJ
5. October 2014


関係者各位

猛暑の夏をくぐり抜け、今や朝晩肌寒くすっかり秋の装い東京より、毎度お馴染み日本音楽理論研究会より「第25回例会」のお知らせです。みなさまはいかがお過ごしでしょうか?
今回は、バルトークの分析の他、自作曲の分析、自著の解題と、作者自身による発表が3件です。発表概要はホームページをご覧ください。音楽関係者のみならず、幅広いみなさまの奮ってのご参加をお待ちしております。
なお、当日資料準備のため、ご出席の場合はご一報いただければありがたく存じます。また、研究会終了後の、「シュベール国立店」で行なわれる懇親会は毎回議論が白熱しております。こちらからのご参加も歓迎いたします。

★★★ 日本音楽理論研究会第25回例会のお知らせ ★★★
日時: 2014105日(日)13:30-17:50 (1310 受付開始) 
会場: 国立音楽大学AI(アイ)スタジオ 
(JR
国立駅南口下車、国立音楽大学付属幼稚園地下) 
186-0004 東京都国立市中1-8-25 TEL: 042-573-5633
参加費: 一般¥2000/学生¥1000 

■ 開会宣言 島岡譲(日本音楽理論研究会会長)

■ 発表1: 
平本 幸生 「自作曲の分析と、ブルーノート・ペンタトニックスケールについて」(30分発表) 13351405  質疑応答14:0514:15

■ 発表2: 石川 智寛 「バルトーク『ルーマニア民族舞曲』sz.56より第2曲「帯踊り」の機能和声理論による分析」(40分発表) 14:1514:55 質疑応答14:5515:05 

■ 会からの連絡、および休憩15

■ 発表3: 
夏田 昌和 「自作曲 <2種の形象によるコンポジション ~J.S.B.へのオマージュ~> (2013)の分析」(80分発表) 15:2516:45 質疑応答16:4516:55 
 
■ 発表4: 
小川 伊作 「新しい楽典の試み~『ギター譜で学ぶ新楽典』~著者自身による解題」 (40分発表) 16:5517:35 質疑応答17:3517:45

■ 懇親会 (1800-) 「シュベール国立店」 参加費\2000

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  ★ 今後の予定 (常時発表者募集中)
 【予告なく日程・時間・内容等を変更する場合もありますので、常に最新情報をHPなどでご確認ください。】

☆ 15会東京例会 20141214日(日) 13301745 
■ 福田由紀子 「「ゆれ」と「かげり」から見たChopinの「前奏曲集 作品28」 ―楽曲構造とピアニズムの分析― その2 (No.2,5,16,21)」 
■ 今野哲也 タイトル未定(ベルクに関する発表) 
■ 他未定

☆ 16回東京例会 2015329日(日) 13301745
■ 見上潤 「現代音楽を予言したウラジーミル・オドエフスキー ――『ロシアの夜』(1840)をめぐって」
■ 寺内克久 タイトル未定(ユーミンに関する発表)
■ 他未定

☆ 26回例会 2015517日(日) 13301745
※ 発表者募集中

☆ 27回例会 2015104日(日) 13301745
■ 
川崎瑞穂 「竜笛独奏曲 芝祐靖《一行の賦》の分析」
■ 岩河智子 タイトル未定
■ 他、未定
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日本音楽理論研究会事務局(本部)
Secretariat of THE SOCIETY FOR MUSIC THEORY OF JAPAN
 Email
 TEL &FAX 097-545-4429
870-0833 大分市上野丘東1-11 大分県立芸術文化短期大学音楽科 小川研究室気付

日本音楽理論研究会東京支部
Tokyo branch of THE SOCIETY FOR MUSIC THEORY OF JAPAN
Email: 見上潤 (Mikami Jun)

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2014年5月2日金曜日

日本音楽理論研究会第24回例会 発表概要 川崎瑞穂

ロシア構造言語学と音楽分析
―― 奥秩父山地の民俗音楽に関する音韻論的研究 ――
  

 発表者の方法論的視座である「構造人類学」は、ブルバキの現代数学やフロイトによる無意識の探究、モースによる全体的社会事象の研究、さらに、ソシュールやヤコブソンの構造言語学などを母体としている。ソシュールは「ラング/パロール」や「シニフィアン/シニフィエ」といった概念により、構造論的分析の基礎を築いたが、彼を継承したロシアの言語学者たち、中でもヤコブソンやトルベツコイといった、プラハ言語学派の中心人物たちは、言語を音素に還元して分析する「音韻論」を確立した。

レヴィ=ストロースはこの「音素」を「神話素」と読み換え、音韻論を神話学に応用したが(『神話論理』ほか)、音韻論的手法は、日本音楽、とりわけ囃子の分析にも有効であると、発表者は考えている(拙稿「伝統芸能の構造分析試論―「料理の三角形」理論の実践的応用―」『藝能史研究』第200号、2013年、参照)。本発表では、音韻論的観点から先学の音楽分析理論について検討すると共に、「旋律概形線」の理論を用いた音韻論的分析の可能性について考察する。

また、今回はその分析の応用例として、長年調査を続けている、埼玉県秩父市旧荒川村の「神明社神楽」を採り上げる(神明社神楽については拙稿「オーラル・ヒストリーから読み解く秩父市荒川白久「神明社神楽」の古層信仰」『日本オーラル・ヒストリー研究』第9号、2013年、参照)。発表者は2012107日の日本音楽理論研究会第21回例会において、千葉県に伝承されている、幕末の鼓笛隊の影響があるとされる民俗芸能「オランダ楽隊」の音楽の構造論的分析を行った(「洋楽渡来と野生の思考(パンセ・ソバージュ)洋楽流入期における民俗的思考に関する構造人類学的研究―」)。


神明社神楽の囃子には、オランダ楽隊の囃子に頻出する旋律が挿入されている。発表者は2012121日の東洋音楽学会・東日本支部第68回定例研究会において、「旋律概形線」の理論を用いて、神明社神楽の全楽曲(22曲)の分析を行い、13個の音型(音素)を析出したが(「秩父市旧荒川村の《道引はやし》に関する構造人類学的考察―神明社神楽の楽曲分析を中心に―」)、この分析の妥当性を証明するように、オランダ楽隊に由来する旋律だけは、全く音型を共有していないのである。本発表は、音韻論的音楽分析の可能性を指摘するのみならず、発表者による前述2回の研究発表における分析を検証・理論化する試みであるともいえよう。